STEINS;GATEの『過去改変』の表記について気付いたこと

テレビ版『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』の

第9話「幻相のホメオスタシス -Chaos Theory Homeostasis- Ⅱ」を観てて、

『過去改変』について少し気付いた。

7話辺りから電話レンジ(仮)を用いて

頻繁に過去にメールを送る様になった。

少しネタバレになります。

岡部倫太郎は過去の自分にロト6の当選番号を送る。

しかしなぜか漆原るかにその番号でそれを買う様に指示をし、

彼はその番号を買い間違えてしまってハズレてしまった。

ダルはフェイリスとのカードゲーム(?)の1手目の結果を送ったが負けた。

桐生萌郁は携帯を変える前の自分に、

それを変えないようにとメールを送った。

漆原るかは10何年前の母親のポケベルに

野菜をたくさん食べる様にとメールを送った。

秋葉原の大地主の娘だった

フェイリスは誰かにメールを送る(父親?)。

その結果、秋葉原の街並が以前と一変していることに

岡部倫太郎は驚きを隠せない様子だった。

以上の流れから過去にメールを送ると、

バタフライエフェクトと言われる、

極めて小さな差が無視出来ないほどの影響を及ぼすことになる。

それがたとえ小さなことでも、

自分の知らないところで何かが変わっている。

このような過去にメールを送ること、

『過去改変』は大変なことに思われる。

なにせ、

自分以外の人に過去が変わる前の記憶がないのだから。

しかしふと、

この『過去改変』は過去を変えていないのではないか?と思った。

変わってしまった街並、現状は

自分の知ってた過去とは違うだけで、

その世界線を生きてきた人たちにとっては

何も変わっていない!

『過去改変』は過去を変えることではなく、

岡部倫太郎が異なる世界線に移動することを言うのではないか。

岡部が知ってた世界と異なっていることに対して、

異なる世界線の世界は改変されていると感じている。

宝くじを買った世界と買わなかった世界、

カードゲームの手を教えた世界と教えなかった世界、

携帯を変えた世界と変えなかった世界、

野菜をたくさん食べる様にポケベルの番号を送った世界と送らなかった世界、

父親がいる世界といない世界、

衛星がラジオ館に落ちた世界と落ちなかった世界。

そういえば最近、

ブラウン管工房のバイト戦士、阿万音鈴羽を見ないなぁ。