シュタインズ・ゲートのタイムリープについて(ドラえもんと時をかける少女を含む)

毎週木曜日の夜にテレビアニメ、

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)を

ニコニコ動画で観てる。

テレビ版が終わるまではそれの小説版を読んだり、

原作のゲームは買わないつもり。

で、テレビ版を観てて

『タイムリープ』で疑問を抱いた。

結論から言うと、

タイムリープして時間を戻る間の出来事って、

初回の時に未来から電話がかかって来なくちゃおかしくないか?

詳細を少し書いてみる。

シュタインズ・ゲートの世界には

タイムマシンがあり、タイムリープができる。

前者は『ドラえもん』とは違って過ぎた時間を戻せないが、

本人自体は年を取る点は同じ。

また、作品でのその役割はいわゆる平行世界、

パラレルワールドへ移行する。

A→Bのはずの世界が、

A→Cの世界に変わる。

もしかしたらA→Dに変わるかもしれない。

そのいくつもある分岐するパラレルワールドを

線に例えて『世界線』と言う。

変わると言っても、

変わったと実感するのはその変化を認識出来る人物

(ここでは主人公、岡部倫太郎)だけであって、

その世界線で生きてきた人たちにとっては何も変化していない。

違う世界線に行くと言っても、

自分自身が違う世界線に行ってしまい

前にいた自分がいなくなるわけではない。

簡単に言うと、

記憶を持ったまま違う世界の自分に憑依するってカンジ。

後者のタイムリープについて書くと、

このアニメでは同じ世界線のまま

過去に戻ることができる。

過去に戻ると言っても、

過去の自分に今の自分の記憶を上書きする方法。

その方法は以下の様。

・主人公達が開発したタイムマシンは、

メール程度のデジタルデータしか過去に飛ばせない。

・人間の記憶は脳内のパルス信号のパターン、いわゆる電気信号。

・主人公達がいるラボはなぜかCERN(セルン)という組織との

ネットの回線がメッチャ太いし、

相棒がその組織をハッキングして

LHC(大型ハドロン衝突型加速器)を自由に使うことができる。

上記の要素を利用すると被験者の記憶を抽出し、

メチャクチャ重い記憶データをCERNのLHCで

発生させたブラックホールで圧縮し、

それをタイムマシンで過去の人に送る。

受信者側は携帯電話で着信を取って頭に当てると、

電気信号のパターンを脳の記憶野(海馬?)に与えて

記憶を伝達する。

これがシュタゲのタイムリープ。

世界線、運命は変えずにまったく同じ時間を繰り返せるのがミソ。

タイムリープと言って思い出すのが、

映画で実写やアニメでも放送された

『時をかける少女』だろう。

この世界では、

行きたいところや時間を思い浮かべながら

全力で危ないことすると、

その時に飛べる。

その時に違うところにいた自分はいなくなる代わりに、

飛んで来た自分が現れる。

回数が限られているけれども、

とても自由度が高い。

シュタゲと時かけとともに、

『Back to the Future』みたいに過去の自分に会う事はない。

上記を踏まえて文頭の疑問に考える。

タイムリープをすると

その特定の時刻に非通知設定で電話がかかってくる。

その電話に出ると、未来の記憶で上書きされる。

しかし!

タイムリープ初回時はその電話がかかってこなかった!

世界線は変わっていないから未来からかかってくるハズ。

矢印で書くとこんなカンジ。

↓←←←←←←←電話あるハズ!

↓      ↑

↓      ↑

タイムリープ→↑

Cocolog_oekaki_2011_07_19_22_46

本来ならその初回時に電話がかかってきて、

タイムリープする前に

様々な出来事を行ったという記憶が上書きされるハズ。

やった実感は無いのに記憶はある。

ふとそんなことを考えてみました。

非通知設定に少し希望を持ちました。

今日は火曜日。

あさってのシュタゲの続きが楽しみだ。