『きゃりーぱみゅぱみゅ』と『現代アート』

はてなで『きゃりーぱみゅぱみゅ』の記事を見た

http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52485318.html)。

一文を引用する。

『北欧や全米で注目を集めていることが15日、分かった。』

どうして海外で流行っているのかを考えてみた。

とりあえず、

作品に対する各個人の好き嫌いは考慮しない。

また、基本的に日本でのメインブームは、

マスメディアや芸能関係によるものが多い。

が!原宿発のブームはそこで活動する

彼ら、 彼女らのオリジナルによるものだ。

「ファッションの最先端はニューヨークではない。 原宿だ」

っていうニュアンスのことが

日本を代表する現代アートの有名人、

村上隆さんの本に書いてあった。

評価するには何かしらの指針が必要となるため、

このタイトルの件について

現代アートとして考えてみる。

海外で現代アートが評価されるポイントは、

『コンテクスト』、『自画像』、『死』。

ここで動画を見てみる。

1つ目のコンテクストとは日本語で言うと、

『文脈』のこと。

『文脈』をマンガで例えると、

物語が進んで行く途中で別れたはずの仲間が、

実はとんでもないメンバーの仲間だったり、

関係なさそうなところでつながってたりすること。

戻って『コンテクスト』について考えてみると、

「ファッションの最先端の原宿発」、

「スカートの柄の眼が村上隆が描く絵の眼に似てる」、

「クールジャパンの象徴」

(『PONPONPON』の舞台背景がおもちゃの空間であり、

ただでさえ日本人はネオテニーであるため幼く見えるのに

化粧が巧みなため、まるで人形が踊っている様に見える。

また、音楽もポップっぽい)。

挙げればきりがないからとりあえず3つ書いた。

2つ目の『自画像』は、

PV自体が思いっきり自画像。

3つ目の『死』は

「PONPONPON」のPVを見るとわかるが、

ドクロや目、脳、骨などのそれを彷彿させる象徴が

所々CGで用いられている。

以上。

現代アートの作品が評価されるのは、

それ自体がすごいものであろうとなかろうと関係なく、

誰がどういう経緯で何を作ったのかが問われる。

今までのブランドは物に付いていたが、

現代アートは人にブランドが付いている。

だから、例えば

人形を作るのは人形職人だが、

そこに村上隆というフィルター、

ブランド、コンテクストが入る事で、

価値がハンパなく上がる。

そういう視点でモノを見ると、

現代アートはおもしろい。

ぽーんぽーんうぇいうぇい~。

※注記:私の現代アートに関する知識は

村上隆さんの「芸術起業論」と「芸術闘争論」、

ニコニコ動画での放送を参考にしています。

なので、現代アートの主流も

時代や時間によって変わるそうなので、

今現代のメインストリームは私は把握していませんので、

あしからず。