横浜トリエンナーレに行ってきた

2011年9月25日、

3年に1回横浜で催されている現代美術展、

横浜トリエンナーレに行ってきた。

情報は公式から多少引用します。

会期は2011年8月6日(土)~11月6日(日)。

展示会場は3ヶ所。

横浜美術館、

日本郵船海岸通倉庫、

その他周辺地域。

3ヶ所だから『トリ』かと思いきや、

『トリ』(3)+『エンナーレ』(~年間の、~年毎の)という意味だから、

3年に1回という意味だった。

イッテキタヨ!

横浜美術館の外観

Photo

そこは11時開館。

時間ぎりぎりで行ったら

当日券買うだけで30mくらいの

長蛇の列ができてた。

会期はまだ続いてるんですが、

人多すぎませんか?

並んだ。

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展示を見た!

Photo_2

興味深いものばかりだった。

無料のシャトルバスで

日本郵船海岸通倉庫に移動!

そこでとても興味を惹かれた文章を見つけた。

引用させてください。

戸谷成雄さんの展示で

『想像の世界は再び私たちが世界に

内接しているという事実に回帰する。

その世界はもう一つの世界に囲まれており、

二つの世界は交通しており、

現実世界はもう一つの世界から押し出された形。』

発想の転換というか哲学というか、

「そういう考え方もおもしろいな」っていう

認識のバリエーションを増やしてくれることって、

とても心を大きくしてくれると思う。

哲学に登場するプラトンが唱えた『イデア論』と似てる。

ザックリ説明すると、

もともと人は理想のイデア界に住んでたんだけど、

この世界に堕とされてしまった。

人が何か思いつくことは、

昔いたイデア界での記憶を思い出すということ。

むこうからこっちへ。

なんか、似てる。

こっちの倉庫は近くに食べ物屋さんがめっさ少ない。

オフィス街みたいなカンジ。

***感想***

タイトルの副題は

-世界はどこまで知ることができるか?ー

さまざまな展示があっておもしろかった。

が。

ぶっちゃけ、

現代アートを知ることは出来ても、

理解出来ない人が多かったのではないだろうか。

「なんでこれがアートなの?」的な。

たとえば、

アニメ版の『ちびまる子ちゃん』で

初めてまる子が動物園へパンダを

見に行ったときの回を参考にする。

動物園内は都心の朝の通勤電車バリな混雑状況。

パンダを見る人の波に乗りつつ、

まる子が見たものはパンダの後ろ姿だけだった。

行って分かったことは、

パンダの尻尾は白かったということ。

***

『そういうものだ』ということはわかっても、

なぜそうなのか?という説明がなかった。

なぜそれが現代アートなのか。

良い意味で、

自分の知らない世界がまだこんなにもあるのだなという思いを抱いた。

・音声案内はタダで貸してもらえたが、

案内の内容はかなりザックリで短いものだった。

壁にかかってる説明と同じことだった。

六本木の森美術館で催された

『小谷元彦展 幽体の知覚』で

借りた音声案内の方が詳細で丁寧だった気がする。

結論として、

現代美術のアピールになったと思う。

横浜駅のみなとみらい線乗り場に、

これでもかというぐらいに大量な広告が貼ってあったし。

しかし。

東京をぶらぶらするとその広告を見る機会が

めっきり無くなるのが不思議だった。

東京と神奈川では温度差があるのかとおもうぐらい。

さまざまなアートを一度の機会で見るには

絶好なイベントだった。