映画「愛の渦」には救いが無い〜風俗帰りのあのカンジ〜

映画「愛の渦」を観ました。
ネタバレを含みつつ概要を大雑把に書きます。

寡黙な主人公はなけなしのお金を使って乱交パーティに参加。
段々とヒロインに思いを募らせるも、
携帯番号の交換はNGというお店のルール。
仲間にも「好きになってんじゃねぇぞ!」と釘を刺される。
途中ひともんちゃくありつつも、時間まで過ごして解散。
ヒロインから呼び出しの連絡があったが以後は連絡しないでとのこと。

風俗と同じだ。
お金払って楽しい時間を過ごす。
その後はさようなら。

現実→楽しい時→現実

唯一、本映画で救いが無いのはこの主人公に以後の生活が見えないことだ。
フリーターで何も仕事をしておらず、銀行の残金はほぼからっぽ。
両親からの仕送りがあるぐらいだから実家は健在。
最後の最後に電車に乗っているシーンがあったから実家に帰るのかも。

登場人物たちはそれぞれの生活に戻っていく。

映画を観てる我々も、映画の終わりに従って
あれは夢だったのか?という感情を抱く。

この映画、ただ、救いが無いです。