お坊さんに対する違和感の正体〜一つの職業〜
お坊さんってただ一つの職業なんだなと気付いた。
小さい頃、私は祖母らがお坊さんを“お坊様”と尊敬している様子を見ていた。祖母がそんなに尊敬するからには、尊く聖人君子の様な人なのかとも思っていた。お坊さんとは法事の時しか会わないし、そもそも先祖の墓は実家の近くになく他県だし、墓以外に来る用もなかった。
仕事で一人暮らしをし、仕事の付き合いでスナックに行くようになった。行きつけのママからお坊さんに関する衝撃的な事実を聞いた。ちなみに最寄駅にはある宗派の有名なお寺がある。
- 肉を食べる。
- お酒を飲む。
- 高い車ばかり持っている。
- 大勢でお店に来ると見た目がこわい。
あれれ!?私が抱いていた印象と違う。
- 食事は精進料理では?
- 酒飲むの?
- 高い車って、そんなに金あるの?
- 見た目は、まあ、つるつるだし。
インターネットで検索すると、日本はそこんところがゆるいみたいだ。
お坊さんでもタバコ、飲酒をするんですか?というよりは、真言宗系の小さなお... - Yahoo!知恵袋
同級生に実家を継いでお坊さんになった人がいる。Facebookの“もしかして友人かも?”機能で家族写真が表示されていた。
「夫婦と4人の子ども」
子どもの大きさからすると、20代前半からポコポコ産んでいたのかな。有り余る性欲。また、子どもを育てるのに大学卒業まで3,000万円/人かかるといわれている。
一人の子どもの出産から大学卒業までの総費用 : 関連資料 : 子ども応援便り
それを考慮して計画的に子作りしたのなら、それほど金銭的に余裕がある寺なんだろう。
という経緯があって、日本のお坊さんは「職業」でしかないと思った。禁止って書いてなかったらやってもいいのか?煩悩の塊じゃないか。そんな半端な人らがお経を唱えて供養を行うなんて!
と、少し熱くなってしまった。まぁ、お寺はカウンセリングな場所だと思っている。心の整理をつけるために。だから、日本のお坊さんには原理原則は求められていない。求められているのはただ、その役割のみ。