昨日、妻の祖父母の元へ挨拶しに行った。
その祖父とは初めて会った。彼が話を始めると妻もその祖母も耳を傾けた。
それはたった1回だけではない。
妻と祖母が話し込んでいても、彼女らが話を中断して聞くほど、場の制圧力が強かった。
それは、威嚇するわけでも怒鳴るわけでもなく、言葉に凄みがあった。
お宅を訪れた時は祖母から「あまりしゃべらない人だから」と聞いていたが、そんな事はなく、戦前の話をたくさんしていた。知らない事が多かったので、ついつい聞き入ってしまった。
思い返すと、妻の父親もそれに近いものがあった。言葉の凄みを体感した。