遺伝子的に日本人は炭水化物を抜いてはいけない
外国人と日本人は体質が違うから、そのまま適用することが出来ないと知った。
私は科学系を卒業したが、知らないことが多かった。
メインは遺伝子である。その本から覚えた内容を少し紹介する。
欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防 (ブルーバックス)
- 作者: 奥田昌子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/12/14
- メディア: 新書
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読んだ中で覚えている事を挙げる。
- 人種によって発現する遺伝子は異なる。
- 人種によって薬の効きが異なるため、海外では人種によって医療も異なる。
- 日本人は遺伝子的にインスリンの出が良くないため、血液中からブドウ糖を吸収しにくい。早食いでの血糖値の急激な上昇や、逆に炭水化物などの糖を取らないと、すい臓の機能が低下しやすい。糖尿病はすい臓の機能がうまく働かなくなっているから。
- 内臓脂肪がインスリンの効果を弱める。
- 糖尿病を抑制するには、脂肪の摂取を控え、炭水化物を取る事。
- 日本人の筋肉は瞬発力に使う筋肉(白筋)より、持続力を担う筋肉(赤筋)の割合が多い。
- ジムで筋トレして基礎代謝を上げようとする事は効率が悪い。日本人は白筋が発達しにくい。
- 脂肪が減ると基礎代謝も減る。例えば、筋トレで基礎代謝が+4だとしても、脂肪が減ると-2なるから、トータルで基礎代謝が+2にしかならない。
- 炭水化物を抜いて体重が減るのは体の水が抜けただけ。炭水化物は水を引き込みやすい性質がある。
- 高血圧を防ぐには塩分を控えるだけではなく、カリウムも取ると良い。
- お酒を毎日飲んでいると、血圧年齢は実年齢より10歳早く老いる。
- 日本人は遺伝子的にお酒に弱い人が多く、アセトアルデヒドが外人の様に早く分解されにくい。体への影響を少なくする量は一日2合まで。
- 日本人向けの医療が望まれる。
まだ本の半分も読んでいないが、目からウロコの内容ばかりだ。