ドラえもんの『タイムふろしき』を使うとなぜ過去の記憶が消えないのか

通勤する時にふと気がついた。

ドラえもんの『タイムふろしき』を使って若返ると、

それまでの記憶が消えてしまうのではないかと。

これについて考察を書くつもりだったが、

ググってみると2ちゃんねるですでに議論されていた。

まとめサイトはこれ←

マンガの設定では記憶はそのままで体だけ戻るようだ。

『タイムふろしき』を用いた記憶の継続性について、

つれづれなるままに考えてみる。

*****

・そもそも、

どういう仕組みで対象物の

時間を戻したり、進めたりするのか。

この仕組みについてwikiでググると、

複雑な用語が羅列してあるだけで、

詳細なメカニズムの説明はなかった。

*****

・記憶が蓄積される場所は脳機能的に海馬である。

『タイムふろしき』を用いて人間が若返ると、

期待した通りに若返ることがマンガから分かる。

ここから仮説がいくつか考えられる。

・これを用いると、

記憶はそのままで体が変化することから、

記憶を貯蔵する海馬、および思考回路である脳には

作用しないということ。

この説明は名探偵コナンの主人公にも当てはまる。

しかし、

脳だけというその特異的な選択性に対して

説明のしようがない。

マンガでワニ皮のカバンからワニが復元されるが、

このワニには脳はないのか?

脳に作用しないという条件なら、

このワニを再びワニ皮のカバンに戻す時、

その脳はカバンに残るのか。

その復元したワニの皮を剥ぎ、

ワニの本体を再び復元、また皮を剥ぐという

作業を繰り返すことによって、

無限に復元が可能である。

また、その空間において質量保存の法則、

およびエネルギーはどうなっているのか。

『タイムふろしき』は鋼の錬金術師において、

賢者の石と同等であり、その汎用性版であるといえる。

・そもそも記憶は脳や身体に貯蔵されるのではなく、

外付けHDDのように外部性によって保たれているのではないか。

別な言葉で言うと、

魂や精神性に宿るということ。

あるいは、

攻殻機動隊で言うと、

記憶の保管場所を衛星に移したタチコマのようなこと。

身体は受信機であり、器であるということ。

*****

・他にもいろいろ考えられるが、

ここで止めておきます。

・「そんなことはありえないから考えるまでもない」

という発想に私は首を傾げる。

大丈夫だと思っていた、信じていたことが、

実は大丈夫では無かったということが最近あっただろう。

オリンパス 巨額損失隠しや原発問題、

3年前に自民党から民主党に政権交代した時の期待感、など。

疑問を持つこと、考えることは大切だと思う。