自由には責任を伴う。
「自由」という言葉がある。
それはあたかも、何物にも拘束されない解放的な状態、という意味合いを持つ。
日本には「言論の自由」や「表現の自由」がある。
確かにそれらを「行使すること」は自由だ。
例えば、どんな侮蔑な言葉や卑猥な言葉を「言おうとする」ことを制限する者はいない。
だが、それを言ってしまった後の事は本人の責任だ。
相手が嫌な思いをすることで、その人から離れて行ったり、激昂やケンカ、事件が起きる。
逆に嬉しいことや奇異なことであれば、人や仕事などが集まってくる。
その自由は国によって保障されているものだから、国の規制に引っかかることは認められない。
例えば、わいせつな行為を「表現の自由」だと、自由だからと窃盗すること等は法によって裁かれる。
何が良くて、何が悪いのか。
そもそも論は道徳的や倫理的に考えてわかることだと思う。
自由は責任を伴うことから、「自由」は必ずしも自由ではない。