アイドルを追いかけるより、現実を追いかけよ

最近アイドルが流行っている。
身近に会える素人アイドルやメジャーになれていない地下アイドル、ご当地アイドルなど。
地域振興のために国や地方自治体がお金を出すのは、それの社会的地位が向上してきた証拠であるとも言える。
ゆるキャラやご当地アイドルを売り出すことで、地元愛を持ってもらうことや親近感を抱いてもらう目的がある。

国や地方自治体が納得してそのお金を支出するしてるのだろうが、ただ一つ苦言を申すならば、これら宣伝のお金をもっと有意義な事に使って欲しい。
上記のゆるキャラやアイドルは宣伝であり、短期的効果しか得られない。
47都道府県のゆるキャラでどうして「くまモン」しか出ないのか。
ブームは一過性であり、今年は個人事業主の「ふなっしー」をテレビで見たことがない。
「idol」の意味を調べると「偶像、崇拝物、誤った認識」など出てくる。

国や地方自治体はこの様な短期的な事にお金を使うより、長期的人材育成にお金を使うべきだ。
例えば、スポーツを勧めて世界で通用するプロを育成すること。
誰がわざわざ海外から日本の「素人」アイドルを見に来るのか。
内輪だけを見ていてはいけない。

 

職業としての地下アイドル (朝日新書)

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