「好きなことで生きていく!」にはマネタイムズ化が必要

「好きなことで生きていく!」にはマネタイムズ化、資金調達化が必要だ。
それ無しに現職を辞める事をあおるのは無責任だし欺瞞だ。
自己啓発本は「本人がそう選んだのだから自己責任だ」と言うだけ。

例えば、少年野球をやっている子ども達の中にプロになりたいと思っている人がいても、実際なれるのはほんの一握りだ。
その後、野球に関わる仕事をしている人はどのくらいいるだろうか。

最近テレビ番組で食えないテニスプレイヤーを見た。
大会に出ても優勝出来ず、賞金と言っても参加賞程度で毎回赤字な人について放送していた。
その人の稼ぎは主にテニスのレッスン料で、毎月約40万円以上の月収とのこと。

科学技術の研究開発だって予算がなければ行うことが出来ない。
たいていは私費で賄えるものでは無い。

好きなことややりたいことを主張し望む事は本人の自由だ。
それらを達成するには冒頭に挙げたように、資金調達やそれを満たすシステムの構築が必要だ。

みんながみんな好きなことややりたいことをして生活しているわけでは無い。
純粋に好きなこととして楽しむのであれば、私費を投じて趣味とすれば良いのではないだろうか。