国際フォーラムでの伝統工芸展を見てきた
今日、有楽町にある東京国際フォーラムに行って「第34回伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会」を見てきた。
一つ一つの展示ブースの広さは約2m×2mほどだった。
B5ホールは主に伝統技術の実演エリア、B7ホールは物販エリアだった。
実演エリアで面白いと思ったことが2つあった。
1つ目は彫り物だ。
テレビで見た、日光東照宮で鴨居の上にある「欄間」を作っていた。
鏡で裏側を見ながら彫ることで、表裏の彫り物が違うという凄技。
2つ目は弓だ。
たくさん立てかけてあり、持って見るとほうきやデッキブラシよりも軽かった。
物販で1つ1つの物は値段が高いと思った。
じゃあ自分で作れるか?と自問すると、その値段で手に入ることを思うと割安なのかとも思った。
例えば、木で作った龍の彫り物が7万円とあった。
もし自分で作るとして、日当が2万円として、3〜4日で作れる自信は私にはない。
錫の器もそうだ。
自分でそれをその金額で作れるか?と思うと、その価格は割安だ。
原価って物の材料費だけじゃなく、労務費と諸経費も含める。
伝統工芸は値段だけでなく、技術としても大切だと気付いた。